社会人のインターンシップにおける第二新卒~30代のバリューの出し方とは?

社会人のインターンシップで価値となるのは、本業のほか、趣味や社外活動なども含めたさまざまな経験
近年、社会人のインターンシップへの関心が高まり、さまざまな企業がさまざまなスタイルでインターンシップを実施しています。その対象となる人材も多種多様です。専門知識や経験が豊富な人材が求められている場合もありますが、第二新卒~30代くらいまでの社会人に対して、「知識・経験を問わず」に広く参加を募っているインターンシップも多数あります。

社会人経験が浅いと、企業側の期待に応えられないのではないか、自分には価値がないのではないかなどと悩み、インターンシップへの参加を決断できない人もいるかもしれません。しかし、企業側が重要視しているのは、必ずしも本業での経験だけではありません。本業に加え、趣味や社外活動なども含めた経験など、参加者に何を期待するかは、企業によって実にさまざまな観点が考えられます。以下に、考えられる観点をいくつか紹介しましょう。

・社外人材ならではのアイデアや発想力
社内の人材だけでの会議やディスカッションでは決して出てこないような、そして当事者では思いつかないような、着眼点や発想力が期待されている場合もあります。また、多様なバックグラウンドを持った人が意見交換をすることで、議論が予想を超えた展開になることもあるため、未経験だったり専門外だったりする社外人材を歓迎する企業もあります。

・社内チームにインパクトを与える個性・プロフィール
インターンシップの実施を通じて社内の人材・チームが刺激を受け、より活性化すると期待できるようなキャラクターの持ち主を重要視する場合もあります。

・仕事や趣味などで培った専門知識
社会人経験が浅いため一般的なビジネススキルに自信がない人も、自分が現在従事している職種や業種、顧客などについては知識があるはずです。また、趣味で培った伝統文化・鉄道・食べ歩きなどの知識やスポーツで実績を残した経験、学生時代の研究テーマなどからも、他の人に役立つ情報を提供できるかもしれません。

・社会や生活への問題意識
起業をする人は自分の周りにある身近な課題の解決から始めることが多いなど、“問題意識”はビジネスの源です。家庭生活や社会生活を通じて感じた問題意識を自ら掘り下げ、解決策を考えて分析・検証をするなど、本業とは違う分野でのこだわりや取り組みなどが求められるケースもあります。

企業が求めている人材は一様ではありません。専門知識や経験がないからと参加を諦めるのではなく、自分の特徴が生かせるインターンシップを探してチャレンジしてみましょう。まずは、気軽に参加できる1Dayインターンからスタートするのがおすすめです。「サンカク」に掲載しているインターンシップの情報には、必ず「企業が求めている人材」について具体的に明記しています。その中には「××に興味がある方」「××について考えてみたい方」というように、経験や専門知識がなくても参加意欲があればOKとしているものがあります。自分のキャリアや特徴に合ったインターンシップを探してみてください。